同棲解消で賃貸物件を退去するときにやること|退去手続き・引っ越し・トラブル対策を解説

同棲生活を始めたものの、さまざまな理由から同棲を解消することになるカップルも少なくありません。
そのときに悩むのが、「今住んでいる賃貸物件をどうするのか?」「退去手続きはどう進めればいいのか?」という問題です。

同棲解消時の退去には、契約内容の確認や解約手続き、引っ越し準備など、やるべきことが多くあります。
また、費用負担や家具の分け方をめぐってトラブルになるケースもあるため、事前に流れを理解しておくことが大切です。

この記事では、同棲解消で賃貸物件を退去するときの流れや必要な手続き、費用やトラブル対策までわかりやすく解説します。
スムーズに新生活へ進むためのポイントも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

同棲解消が起こる主な理由

お互いの生活スタイルや価値観の違いなどがきっかけとなり、同棲解消を選ぶカップルも少なくありません。
ここでは、同棲解消につながる主な理由をいくつか紹介します。

生活リズムや価値観の違い

同棲を始めると、それまで見えなかった相手の生活習慣や価値観の違いに気付くことがあります。
生活リズムが合わなかったり、家事の分担やお金の使い方で意見が合わなかったりすると、ストレスを感じてしまうこともあります。

結婚に対する考え方の違い

同棲をきっかけに将来について考えるカップルも多いですが、結婚に対する考え方が一致しない場合、関係を見直すことがあります。
将来の方向性が違うと感じた場合、同棲解消という選択につながることもあるでしょう。

金銭面のトラブル

家賃や生活費の分担など、お金に関する問題が原因で関係がうまくいかなくなるケースもあります。
支払いの負担が偏ってしまったり、金銭感覚の違いがストレスになったりすることも、同棲解消の理由の一つです。

転勤や環境の変化

仕事の転勤やライフスタイルの変化によって、同じ場所で暮らすことが難しくなることもあります。
こうした環境の変化をきっかけに、同棲生活を見直すカップルもいます。

同棲解消する前にやっておくべきこと

同棲解消をスムーズに進めるためには、いきなり退去手続きに入るのではなく、事前の準備が大切です。
費用や住まい、手続きの進め方について整理しておくことで、トラブルを防ぎながら円滑に進めることができます。
ここでは、同棲解消前にやっておくべき主な準備について解説します。

引っ越し費用や生活費の目安を確認する

同棲解消では、退去費用や引っ越し費用、新居の初期費用など、まとまったお金が必要になります。
費用の目安を把握しておかないと、急な出費に対応できず、引っ越しのタイミングが遅れてしまうこともあります。
あらかじめ必要な費用を整理し、無理のないスケジュールを立てておきましょう。

パートナーと退去日や費用分担について話し合う

同棲解消時には、退去日や費用の分担をめぐってトラブルになるケースも少なくありません。
どちらがいつ退去するのか、退去費用や引っ越し費用をどのように負担するのかを、事前に話し合っておくことが大切です。
感情的にならず、できるだけ冷静に決めておくことで、その後の手続きをスムーズに進めることができます。

お部屋探しの準備を進める

同棲解消後に一人暮らしを始める場合は、早めに新居探しの準備を進めておきましょう。
希望するエリアや家賃、間取りなどの条件を整理しておくことで、スムーズに物件を探すことができます。
退去スケジュールに合わせて動けるよう、余裕をもって準備しておくと安心です。

同棲解消で賃貸物件を退去するときの基本的な流れと手続き

同棲解消で賃貸物件を退去する場合、退去の連絡や退去日の調整、引っ越し準備など、いくつかの手順を踏む必要があります。
ここでは、同棲解消を決めてから賃貸物件を退去するまでの基本的な流れをわかりやすく解説します。

①賃貸契約の内容と名義人を確認する
②解約予告の期限をチェックする
③管理会社・貸主へ解約の連絡をする
④退去日と立ち会い日を決める
⑤引っ越し準備と各種手続きを進める

①賃貸契約の内容と名義人を確認する

まずは、現在の賃貸契約の内容を確認しましょう。
特に重要なのは「契約者(名義人)」が誰になっているかです。

名義人がそのまま住み続けるのか、二人とも退去するのかによって、必要な手続きは大きく変わります。
名義によってはそのまま住み続けられないケースもあるため、最初に確認しておくことが大切です。

同棲解消後の主なパターンは、以下のとおりです。

同棲解消後の主な3パターン

■賃貸契約の名義人が住み続ける
契約はそのまま継続されるケースが多いが、同居人の変更届が必要になる場合があるため、事前に管理会社や貸主へ連絡しておくと安心です。

■名義人ではない人が住み続ける
賃貸契約では、原則として契約者本人が入居者となるため、そのまま住み続けることができない場合があります。
再契約や入居審査が必要になるケースもあるため、事前に管理会社や貸主へ相談しておくことが大切です。

■二人とも退去する
通常の賃貸物件と同様に解約手続きを行い、解約予告期間までに管理会社や貸主へ連絡する必要があります。

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②解約予告の期限をチェックする

賃貸物件を退去する際は、「解約予告の期限」を必ず確認しておきましょう。
多くの賃貸物件では、退去の1ヶ月前までに解約の連絡をする必要がありますが、契約内容によっては2ヶ月前など異なる場合もあります。
この期限を過ぎてしまうと、実際に退去したあとも家賃が発生してしまう可能性があるため注意が必要です。

また、解約予告は「いつ連絡したか」が基準となるため、引っ越し日から逆算して早めに手続きを進めることが大切です。
契約書の内容を確認し、余裕をもってスケジュールを立てておきましょう。

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③管理会社・貸主へ解約の連絡をする

解約予告の期限を確認したら、管理会社または貸主へ解約の連絡をします。
多くの賃貸物件では、電話や専用フォーム、書面(解約申込書)などで手続きをすることができます。
解約時には退去日や立ち会いの日程についても案内されるため、スケジュールを確認しながら進めましょう。

④退去日と立ち会い日を決める

解約の連絡を行ったあとは、退去日と立ち会い日を決めます。
立ち会いでは、室内の傷や汚れの状況を確認し、修繕費用などの負担について説明を受けます。
後々のトラブルを防ぐためにも、できるだけ契約者本人が立ち会うようにしましょう。
荷物の搬出は立ち会い前までに済ませておく必要があります。
退去日から逆算して、引っ越しスケジュールを立てておくことが大切です。

⑤引っ越し準備と各種手続きを進める

退去日と立ち会い日が決まったら、引っ越し準備を進めましょう。
荷物の整理や梱包を進めるとともに、電気・ガス・水道などのライフラインの解約手続きも忘れずに行うことが大切です。
特にガスの閉栓は立ち会いが必要な場合があるため、早めに予約しておくと安心です。

また、退去にあたってはライフラインを含め、さまざまな手続きが必要になります。
主な手続きは以下のとおりです。

退去手続きでやること一覧

■解約申込書の提出
■電気・ガス・水道の解約
■インターネット・サブスクの解約や住所変更
■郵便物の転送届
■DM等の住所変更
■転出・転入などの役所手続き
■火災保険の解約・変更

同棲解消時にかかる費用と内訳

同棲解消に伴う退去や引っ越しでは、さまざまな費用が発生します。
事前にどのくらいの費用がかかるのかを把握しておくことで、スムーズに準備を進めることができます。
ここでは、同棲解消時にかかる主な費用について解説します。

  • 退去費用(原状回復費用など)
    退去時には、原状回復費用やクリーニング費用などが発生します。
    原状回復費用は、借りたときの状態に戻すための費用で、敷金から差し引かれるのが一般的です。
    ただし、部屋の状態によっては追加で費用が発生する場合もあるため、内容をしっかり確認することが大切です。
  • 引っ越し費用
    引っ越しには、業者への依頼費用や運搬費用がかかります。
    費用は荷物の量や移動距離、時期によって大きく変わるため、複数の業者で見積もりを取っておくと安心です。
    特に繁忙期は費用が高くなりやすいため、余裕をもって準備しておきましょう。
  • 新居の初期費用
    新しく賃貸物件を借りる場合は、初期費用が必要になります。
    敷金・礼金、保証会社利用料、仲介手数料、前家賃などを含めると、家賃の数ヶ月分が必要になるケースもあります。
    まとまった出費になるため、事前に資金を準備しておくことが重要です。

同棲解消時に起こりやすいトラブルと対策

同棲解消時は、退去や費用、生活の変化などをめぐってトラブルが起こりやすいタイミングです。
事前にどのようなトラブルが起こりやすいのかを知っておくことで、冷静に対応しやすくなります。
ここでは、同棲解消時によくあるトラブルと、その対策について解説します。

退去費用の分担で揉める

退去時には、原状回復費用やクリーニング費用などが発生しますが、その負担割合をめぐってトラブルになるケースがあります。
敷金は契約者(名義人)に返金されるのが一般的です。
2人で負担していた場合でも、名義人に全額返金されるケースが多いため、事前に取り決めておくことが大切です。
どちらがどの程度負担するのかを話し合い、可能であれば記録を残しておくことで、後のトラブルを防ぐことができます。

退去日や引っ越しのタイミングで揉める

どちらがいつ退去するのか、引っ越しのタイミングをどうするのかで意見が合わないこともあります。
あらかじめ退去日やスケジュールを決めて共有しておくことで、無用なトラブルを防ぐことにつながります。

家具・家電の分け方で揉める

同棲中に購入した家具や家電の分け方でトラブルになるケースも少なくありません。
購入者や費用負担の割合をもとに決める、またはどちらかが引き取って金銭で精算するなど、納得できる方法を話し合って決めることが大切です。

名義や契約に関するトラブル

賃貸契約の名義や契約内容をめぐってトラブルになることもあります。
名義人ではない人が住み続ける場合は再契約が必要になるケースもあるため、事前に管理会社や貸主へ相談し、正しい手続きを確認しておきましょう。

共同のお金や貯金の分け方で揉める

同棲中に共同で貯金をしていた場合や生活費をまとめて管理していた場合、お金の分け方をめぐってトラブルになることがあります。
どちらがどのくらい負担していたのかが曖昧なままだと、話し合いが難航する原因になります。
そのため、事前に金額や負担割合を確認し、納得できる形で分けることが大切です。

共同貯金については以下の点を確認しておくと安心です。

■現在の貯金額と管理方法を把握する
■どのように分配するか決めておく
■通帳やアプリの管理者・設定を確認する

トラブルを防ぐためのポイント

■退去前に持ち物や費用分担を整理し、話し合っておく
■必要に応じて家族や友人などの第三者に相談する
■購入記録や費用分担に関するやり取りを残しておく

すぐに退去できない場合の注意点

同棲解消が決まっても、すぐに退去できるとは限りません。
引っ越し先が決まっていない場合や費用の準備が整っていない場合、一定期間同じ部屋で生活を続けるケースもあります。

退去までに時間がかかることもある

同棲解消から実際に退去するまでには、一般的に1ヶ月程度かかることが多いです。
新居のお部屋探しや引っ越し準備、費用の確保などが必要になるため、状況によってはさらに時間がかかる場合もあります。
余裕をもってスケジュールを立てておくことが大切です。

別れても同じ部屋で生活するケースもある

引っ越し先が決まるまでは、別れていても同じ部屋で生活を続けなければならないことがあります。
実家が遠方にある、友人宅に滞在できないなどの理由で、すぐに別居できないケースも少なくありません。
このような状況では、気まずさやストレスを感じやすくなるため注意が必要です。

トラブルを防ぐための過ごし方

同じ空間で過ごす期間は、できるだけ距離感を意識することが大切です。
生活時間をずらす、必要以上に関わらないようにするなど、適度な距離を保つことでストレスを軽減できます。

同棲解消後の住まいはどうする?

同棲解消後は、新しい住まいをどうするかを考える必要があります。
実家に戻るのか、一人暮らしを始めるのかによって、その後の生活スタイルは大きく変わります。
ここでは、それぞれの選択肢と住まい選びのポイントについて解説します。

実家に戻る

同棲解消後、実家に戻ることで家賃や生活費を抑えることができます。
特に、すぐに新居を契約するのが難しい場合や費用を抑えたい場合には有効な選択肢です。
ただし、通勤・通学の利便性や生活環境の変化なども考慮しておく必要があります。

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一人暮らしを始める

一人暮らしを始める場合は、家賃やエリア、間取りなどの条件を整理しておくことが大切です。
無理のない家賃設定にすることで、生活の負担を減らすことができます。
また、同棲していたときとは部屋の広さや間取りが変わることが多いため、必要なスペースや家具の配置も見直しておきましょう。
通勤や通学のしやすさ、周辺環境などもあわせて確認しておくことが大切です。

お部屋探しのタイミングとコツ

お部屋探しは、同棲解消を決めたタイミングで早めに始めるのがおすすめです。
退去日が決まってからでは時間に余裕がなく、希望条件に合う物件が見つかりにくくなることもあります。

また、エリアや家賃、間取りなどの条件に優先順位をつけておくことで、効率よく物件を探すことができます。
不動産会社に相談することで、希望条件に合う物件を紹介してもらえるため、スムーズにお部屋探しを進めることができます。

同棲解消時は早めの準備と冷静な対応が大切

同棲解消時の退去は、契約内容の確認や解約手続き、引っ越し準備など、やるべきことがたくさんあります。
また、費用や持ち物の分担などでトラブルになるケースもあるため、事前に準備しておくことが大切です。

スムーズに進めるためには、早めに行動し、冷静に話し合いを行うことがポイントです。
無理のないスケジュールで進めていきましょう。

同棲解消は不安なことも多いけど、新しい生活に向けてのお部屋探しは早めの行動がポイントなのだ!

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NARUHODO FUMU FUMU

愛知・岐阜・三重で50年以上、地域密着の直営主義でお部屋探しを提供している不動産会社【ニッショー】が運営するWebマガジン。
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